看護師は、勤め先によっては転勤の辞令が下りる場合があります。
そのときに悩むことの一つに方言があるようです。
日本の方言は、大きく分けて4つあります。
東日本地域で使用されている「東部方言」と西日本地域の「西部方言」、それに九州地方で使われている「九州方言」に、沖縄地方に伝わる「琉球方言」です。
しかも、同じ方言でも地域によって微妙な違いがあるので、今までとまったく違う土地で働くときには、その地域ならではの方言についてあらかじめ知っておくと働きやすくなりますよ。
また、方言を覚えるときは、同僚に方言の意味を質問することで、コミュニケーションのキッカケを作ることができます。
それに、その地域ならではの言葉の違いやイントネーションを教えてもらうことで、患者にも溶け込みやすくなるかもしれません。
方言の魅力は、なんといっても安心感です。
方言で話しかけるとそれだけで親しみを感じてもらえるので、コミュニケーションが取りやすくなるという看護師は少なくありません。
方言というのは、ふるさとを思い出し、懐かしい記憶を呼び覚ます言語です。
患者との距離感をグッと縮めて、症状の説明や体調の状態について話しやすくするツールとして活用できます。
ですから、使うときはシーンを選ぶ必要がありますが、地方の人と話す時には、仕事に支障が出ない範囲で積極的に方言で話しかけてみることも大切です。◎参照/方言でほっこり